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妊娠中の健康管理のポイント
 
適正な体重増加に心がける
体重の増えすぎは微弱陣痛、胎児の体重増加、出血、妊娠中毒症等の原因になります。6〜8s増が理想的、1週間に400g以下の増加に抑えます。
体重の少なすぎも産後の母胎の回復に悪影響です。
妊娠前の体重や妊娠中の経過によってお一人お一人の適正な体重が異なります。面接時に目標体重の設定を行います。
  1. 食生活を整える。(1日3回食。暴飲暴食をしない。冷い物を避ける。)
  2. 質のよい栄養を摂取する。(高蛋白・高脂肪を避ける。減塩にする。)
  3. 消費と供給のバランスをとる。(食べたら動く、動かない時は少食。)
 
体調を整える。
助産院には、医師はいません。分娩・育児に向けて万全の体調を保っていきましょう。
  1. 規則正しい生活リズムですごす。
  2. 身体を冷やさない。(靴下、腹帯、えりまき・・・)
  3. 体調が悪い時は休息を充分にとり、早めに受診する。
  4. 必要と判断された薬剤はきちんと服用する。            
 
貧血を予防する。
血液量は、妊娠40週時には非妊時より20%増加しますが、血液の成分は増えません。つまり薄い状態になっています(鉄欠乏性貧血)。貧血は出産時の出血、母乳生成不良、産後の回復不良につながります。
妊娠が判明した時点から貧血予防の対策をとっていきたいものです。
  1. 鉄分の多い食品とビタミンCを充分に摂取する。
  2. 緑黄色野菜を充分に摂取する。
  3. 鉄製の調理器具を活用する。
 
分娩に適した体力・筋力・柔らかい関節をつくる。
分娩経過中は、フルマラソンと同じくらいの体力を使うそうです。
分娩の後は、フルタイムの子育てが待っています。大変ですが楽しみも沢山です。分娩までに、フルマラソンを乗りこえられるだけの身体作りをしたいものです。
  1. 日常生活の中で充分に身体を動かす。(四つばい、しゃがむ、散歩2時間)
  2. 三陰交のマッサージ(お灸)、マッサージをする。
 
健診を定期的に受ける。
助産院では正常妊娠、正常分娩でなければ分娩できません。
異常を起こさないように、また異常を早期に発見して正常の経過に戻すように(必要があれば医療的な処置を受けて頂くように)定期的に健診を受けていただきます。
  1. 〜23週 4週間に1回、24〜35週 2週間に1回、36週〜1週間に1回
  2. 初期、30週、36週、40週で医者の健診を受ける。
    ※ 自宅分娩の方は、36〜37週で事前訪問させて頂きます。
 
不安・心配事をなくす。
子育ては何といってもご夫婦の関係が大切です。何でも話し合える関係を造り、不安なく子育てが始められるように環境を整えていって欲しいと思います。
  1. 夫婦で分娩・育児についてよく話す。
  2. おおらかな気持ちで過ごす(案ずるより産むが易し)。
  3. ご主人と一緒に弛緩法・呼吸法・分娩のイメージトレーニングをする。
  4. 小さいことでも助産師に相談する。

※ 心配事や質問はいつでも遠慮なくお話ください。